屋台君主たこ焼き
屋台には粉ものがつきもの。
そして屋台になくてはならないもの、それは「たこ焼き」
たこ焼きを焼く殿方の姿はいつの時代もカッコイイ。
ねじり鉢巻きに首からタオルをぶら下げ、熱い鉄板の上を専用ピックでコロコロと転がす姿はまるで蛸のように8本脚で優雅に操る人形師。
近年は、姫君が屋台に立ち、たこ焼きを焼く姿も目にすることが多くなった。
殿方とはまた違う繊細な手つきで鉄板に流しこんだ生地の池へとたこをほおりこむ姿はまるで蛸神様に捧げる舞を踊る巫女。
むしろたこ焼きに操られているのはわたしたち人間の方ではないだろうか。
屋台君主たこ焼きだからこそ、こうまでして老若男女問わず焼いては食され続けるのであろう。
1~2口サイズで食すことができるまぁるいたこ焼き。
1つ買うと必ず6~8個はついてくるお得感。
1人で全部食すより、みんなで食すには持ってこいの品。
元祖シェアリングサービスといえよう。